
光回線を申し込む際、「新規」と「転用」の二つを見かけたことはありませんか?
新規はもちろんそのままの意味で、今まで光回線を利用していなかった方の「新規申し込み」や転用の対象でない光回線を利用している方の「乗り換え新規申し込み」など想像に難くないかと思います。
しかし、「転用」ってなかなか聞きなれないですよね?
ということで、今回はこの「転用」とはどんな申し込み方法なのか?
また転用をすることによって得られるメリットなどの特徴を見ていきたいと思います!
少しネタバレしておくと現在「フレッツ光」をご利用中の方は要チェックです…(笑)
転用ってなに?
では早速「転用」とはなんなのか、説明していきたいと思います。
先ほども触れたように、転用とはフレッツ光とかなり深い関係があるんです!
というのも「新規申し込み」ができる方は限られていませんが、「転用申し込み」ができる方は現在フレッツ光を利用している方のみなんです。
これだけでは、まだなんのことかわかりませんよね?(笑)
ではもう少し詳しく説明していきましょう!
転用申し込みができるのは、現在フレッツ光を利用している方限定と言いました。
ではフレッツ光を利用している方がどこに申し込みをしたら転用申し込みとなるのでしょう?
そこで出てくるのが「光コラボ」なんです。
光コラボとはどんなサービス?
「光コラボ」とは実は略称で、「光コラボレーションモデル」という名前が正式名称となっています。
では光コラボとはどんなサービスなのか?
簡単に言ってしまうと「フレッツ光と同じ回線を使用した光回線」です。
NTT東日本よりフレッツ光などの提供を受けた事業者様が、自社サービスと光アクセスサービス等を組み合わせて、サービスをご提供するモデルを「光コラボレーションモデル」といいます。
※本モデルによりサービスを提供する事業者様のことを「光コラボレーション事業者様」と呼びます。
※光コラボレーション事業者様がご提供するサービスについては、お客様と光コラボレーション事業者様とのご契約になります。
(NTT東日本公式HPより引用)
NTT東日本の公式HPには光コラボについてこのような記載があります。
ではもっとかみ砕いて説明してみましょう。
この図が示すように、今まではフレッツ光を運営するNTT東日本・西日本が直接利用者に光回線サービスを提供する、というのが一般的でした。
しかし、光コラボではNTT東日本・西日本と利用者の間に「事業者」が入ります。
この事業者こそが光コラボにおいて重要なキーワードです。
というのも、光コラボというのはこの事業者がフレッツ光から光回線を買い、光回線サービスを事業者が提供するというサービスです。
なので先ほども言ったようにフレッツ光と光コラボ事業者で使用している回線は同じ、ということになりますね。
じゃあ、フレッツ光と何が違うのか?
実はフレッツ光よりも光コラボの方が「お得」なんです。
では具体的に何がお得なのか、見ていきましょう!
フレッツ光と光コラボの料金比較
光回線で一番重要なのはやはり月額料金ですよね?
ということでお得ポイントその1「月額料金」のご紹介です。
フレッツ光(東日本)の月額料金
サービス名 | 戸建て | 集合住宅 | |
プランミニ | プラン1 | ||
フレッツ光(東日本) | 5700円+α | 4350円+α | 3750円+α |
光コラボ事業者の月額料金
サービス名 | 戸建て | 集合住宅 |
ソフトバンク光 | 5200円 | 3800円 |
So-net光 | 5200円 | 4100円 |
ビッグローブ光 | 4980円 | 3980円 |
@nifty光 | 5200円 | 3980円 |
OCN光 | 5100円 | 3600円 |
今回はフレッツ光(東日本)との比較です。
この表を比較するとお分かりになると思いますが、光コラボの方が戸建て・集合住宅タイプともに料金は500円ほど安くなっていますよね。
しかももう一つ料金面でおすすめしたいポイントは「光コラボはプロバイダ料金が込み込み」であるということです。
実はフレッツ光では表の月額料金に+αでプロバイダの月額料金を支払う必要があります。
なのでこの料金よりもおよそ1000円ほどは高くついてしまいます。
しかし、光コラボではプロバイダ一体型の光回線サービスとなっているので、この料金を支払うだけでインターネットを利用することができるんです!
かなりお得じゃないですか??
ということでおすすめポイント1は「料金がフレッツ光と比較して安い!」ということでした。
光コラボでは割引がお得?
おすすめポイントその2は「事業者ごとの割引・キャンペーン」です。
もしかしたらここが一番光コラボを選ぶうえで重要になってくるのではないでしょうか?
というのも上記の光コラボの料金表を見る限り、ダントツで月額料金が安い!という事業者はいませんよね。
ではどこで差別化を図っているのか?
それが割引の中でも特に「セット割」というものなんです。
代表的な例だと「ソフトバンク光」の「おうち割 光セット」でしょうか?
この「おうち割 光セット」は「ソフトバンク光」+「ソフトバンクケータイ」をセットで利用することで、最大2000円/月の割引が適用される、というものです。
この「おうち割 光セット」のようにほかの事業者でも自社製品と光回線をセットにしたセット割はとても多いです。
ビッグローブ光の「auセット割」「光☆SIMセット割」「auスマートバリュー」なども有名ですね。
また、ソフトバンクのようにケータイキャリアとして活動している事業者は特に自社ユーザーに向けた割引を展開しており、光コラボを選ぶうえで決め手となるものだと言えるでしょう。
転用することでメリットはなに?
少々光コラボの話が長くなってしまいましたが、光コラボについてはざっくり理解していただけたかと思います。
もう一度転用申し込みの条件を言っておくと、
「現在フレッツ光を利用している」+「光コラボ事業者に申し込む」
ということですね。
では転用することで、月額料金が下がることやセット割が適用できる、というようなこと以外で何がメリットとして挙げられるのでしょうか?
工事費が不要!
フレッツ光を利用する際にも、「開通工事」があったかと思います。
光ファイバーを自宅に引き込んだり、ONU(回線終端装置)という光信号を電気信号に変換する機器の設置などかなり時間がかかるのが開通工事です。
もちろん初めて光回線を利用する方はこの開通工事は必須で、この工事をしないとインターネットを利用することができません。
しかし、転用する方はこの開通工事自体が不要なんです!
察しのいい方なら気づくかと思いますが、先ほども言ったようにフレッツ光と光コラボでは使用している光回線が同じなんです。
なので、転用者の方はフレッツ光を利用できる環境がすでに整っているため工事をする必要がないんです。
そのため工事が不要、ということは工事費はかかりませんよね?
工事費は軒並み30000円ほどかかりますので、かなり助かります(笑)
違約金がかからない!
転用申し込みというのは簡単に言うと「フレッツ光から光コラボへの乗り換え」です。
光回線だけでなく「乗り換え」という言葉で連想する言葉は「違約金」じゃないですか?(笑)
光回線の場合、通常更新月以外での解約は違約金として大体10000円ほど請求されてしまいます。
フレッツ光でもこれは同じで、更新月以外での解約は違約金がかかってしまうんです…
これまたしかし!転用申し込みだとフレッツ光で発生した違約金を支払わなくていいんです!
違約金の内訳としては「プランの違約金」と「工事費の分割金」がありますが、プランの違約金はもちろん無料で工事費の分割金も一回清算する必要はなく転用先の光コラボからの請求に組み込まれるため、実質解約の際に違約金はかからない、ということになります。
解約時の面倒なことを一挙に解消してくれるのは転用申し込みだけの特権です。
転用申し込みでもキャッシュバック?
新規申し込みすると○○円キャッシュバック!というのはよく行われているキャンペーンですよね。
しかし、転用申し込みでもキャッシュバックを行ってくれる方法があるんです。
それが「代理店からの申し込み」で、光コラボによって金額は異なりますが大体10000円ほどキャッシュバックをしてくれます。
さらに光コラボによってはキャッシュバック+○○のようにキャッシュバックのみとキャッシュバック+プレゼントの選べるキャンペーンを実施している光コラボもありますので、おすすめの光コラボを載せておきます。
ちなみに他社転用と自社転用というものがあります。
他社転用の例:フレッツ光+OCN(プロバイダ)☛ビッグローブ光
自社転用の例:フレッツ光+ビッグローブ(プロバイダ)☛ビッグローブ光
このように転用先が以前利用していたプロバイダが運営している光コラボであるかどうかという違いです。
今回ご紹介する「ソフトバンク光」や「ビッグローブ光」ではキャッシュバックを適用できるのは「他社転用の場合のみ」ですが、「ニフティ光」では自社転用の場合でもキャッシュバックを適用することができるのでその辺りも確認してみてください^^
さいごに
今回は「転用」「フレッツ光」「光コラボ」の三点を詳しく説明していきました。
意外と光コラボに転用することで得られるメリットを知らない方も結構いるので、知らない方には教えてあげてください!
現在フレッツ光を利用している方なら100%お得になるので、もしこの記事を読んでいる方の中にフレッツ光を利用している方がいらっしゃったら転用を検討してみてはいかがでしょうか?