
今回はドコモ光でも、マンションにお住まいの方向けの料金についてお届けします。
マンションにお住まいの場合、すでにマンションで光通信の事業所に加入している場合とそうでない場合とありますね。いずれにしても、フレッツ光を選択されているケースが多いのではないでしょうか。そして、フレッツ光からどこかへ転用を考えることもあるでしょう。光コラボレーション事業者に転用であれば、工事の必要もありません。ではどこに転用すれば良いのか、なかなか情報が入らない中。携帯電話がドコモユーザーであれば、ドコモ光の勧誘をお店側から勧められることもあるでしょう。では、ドコモ光でもマンション向けの費用体系はどのようになっているのでしょうか?
目次
ドコモ光で選べるプロバイダ
ドコモ光は、26ものプロバイダに対応しています。それぞれタイプに分かれていますので、タイプの説明をしてから、金額のご紹介をいたします。
まずは、ドコモ光で対応できるプロバイダをタイプ別に分けてお届けします。
タイプA(19) | タイプB(7) |
---|---|
ドコモnet |
@TCOM OCN @nifty TNC Asahinet WAKWAK チャンブルネット |
ドコモ光の料金プランは、以下のような形態となります。
ドコモ光(インターネット料金+プロバイダ料金)+オプション料金-光セット割
それぞれの金額の説明をしていきます。
ドコモ光は充実の料金体系?
インターネット料金
プロバイダのタイプそれぞれでプロバイダ料金込となります。そして金額設定も、2年定期契約ありとなしで変わってきます。契約期間内で解約した場合(定期契約のない料金プランへの変更を含む)は、8,000円の解約金が必要です。ドコモ光・プロバイダそれぞれの契約期間が異なる場合、ペア回線の契約期間満了時にドコモ光を解約した場合は、ドコモ光の解約金が必要になります。
オプション料金
ドコモ光ではオプション設定も豊富に揃っています。オプション設定を順番に紹介していきます。
ドコモ光電話
ドコモ光では、IP電話サービスとして以下のサービスが利用できます。
ドコモ光電話 | 月額500円 |
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ドコモ光電話バリュー | 月額1,500円 |
ドコモ光電話は、ドコモ光回線を使用した固定電話です。バリューが付くと、迷惑電話防止が強化されます。
ドコモテレビオプション
地デジ・BS(無料)が視聴できる映像サービスで、月額660円必要になります。
スカパーでも楽しめる
ドコモテレビオプションでは、さらに以下の通りBSとスカパー!のサービスもあります(有料)。
スカパー!セレクト5 | 月額2,223円 |
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スカパー!新基本パック | 月額3,790円 |
スカパー!光パックHD | 月額4,152円 |
スカパー!でスポーツ番組などを楽しみたい方は、お得なサービスでしょうね。
ひかりTV
自宅のテレビにて楽しめる映像サービスとなります。ひかりTVのチャンネルは50以上あります。「ひかりTV2ねん割」適用後のテレビおすすめプラン(1,500円/月)+チューナーレンタル料金(500円/月)の場合、月額2,000円必要です。25か月目以降は、3,000円になります。
スマホとセットで割引も充実!
ここまでインターネット料金、オプション料金の内容を説明してきましたが、ドコモ光は割引制度が充実しています。ここからは光セット割についてお届けします。ドコモ光とスマートフォンをまとめるドコモ光パック(セット割)でスマホをリーズナブルに利用することができます。マンション向けの場合は以下の通りになります。
ひとりでご利用の場合
ご利用のパケットパック | ドコモ光パック(セット割金額) |
---|---|
ウルトラデータLLパック | -1,100円/月 |
ウルトラデータLパック | -900円/月 |
データMパック(標準) | -800円/月 |
データSパック(小容量) | -500円/月 |
ケータイパック | -500円/月 |
家族でご利用の場合
ご利用のパケットパック | ドコモ光パック(セット割金額) |
---|---|
ウルトラシェアパック100 | -3,000円/月 |
ウルトラシェアパック50 | -2,400円/月 |
ウルトラシェアパック30 | -2,000円/月 |
シェアパック15(標準) | -1,800円/月 |
シェアパック10(小容量) | -1,200円/月 |
シェアパック5(小容量) | -800円/月 |
キャンペーンで割引も充実
ドコモ光では、キャンペーンによる割引も充実しています。それぞれご紹介いたしましょう。
ネットトータルサポート割
ドコモ光と一緒に、ドコモ光ルーターを購入すると、ネットトータルサポートの月額使用料として、毎月370円×14ヶ月で最大8,800円の割引も可能になります。ただし、ドコモ光に申し込むこと、ドコモ光開通時までに、ドコモ光ルーター01の購入、ドコモ光のペア回線にて「ネットトータルサポート」に加入することが前提条件です。ドコモ光の単独回線(ペア回線)はキャンペーン対象外となります。割引適用期間は、すべてを満たした月の翌月を開始月とし、24か月まで適用期間となります。
ドコモ光dポイントキャンペーン
ドコモ光ではdポイントキャンペーンも行っています。
申込方法 | キャッシュバック | 適用条件 |
---|---|---|
ドコモ光新規契約 | dポイント20000ポイント | ・ドコモ光の2年定期契約プラン加入 ・契約者がdポイントクラブ会員 |
フレッツ光からの転用 | dポイント10000ポイント |
ここで重要なのが、ポイント制であることです。dポイントクラブに加入が必要ですね。使用も限られてしまいますので。
光★複数割
家族でドコモ光の回線を合計2回線以上契約している場合、同一シェアグループでドコモ光を複数契約すると、シェアパックの料金が、2回線目以降のドコモ光1回線あたり月額300円の割引を受けることが可能になります。
割引額 | 適用条件 | 割引先 |
---|---|---|
1回線につき月額300円 (2回線目以降) |
同一シェアグループでドコモ光回線を複数契約している場合 | シェアパック料金 |
これは、2世帯で使用することが前提になります。一人暮らしの方は、実家と2回線という選択肢もありますが、それでも300円の割引にとどまるのは厳しいところです。
ドコモ光期間限定割引
ドコモ光の期間限定割引は、データSパックや旧料金プランなどでドコモ光に加入している方を対象に、割引を受けられるキャンペーンです。
対象プランや割引額などは以下の通りです。
割引額 | 割引適用期間 | 対象プラン |
---|---|---|
月額500円 | 利用開始月より12か月間 | ・Xi総合プラン・FOMA総合プラン ・Xiデータプラン・FOMAデータプラン ・料金プラン(データSパック・らくらくパック) (ケータイパック・パケットパックなし) |
ただし、ドコモ光を解約した場合・割引対象回線が対象外プランに変更した場合は、適用終了になりますので注意しましょう。
これに関しては、ドコモ携帯を保有していることが前提です。それでも500円割引はどう見積もるかによりますね。
工事費の分割払い
ドコモ光マンションの新規申し込みで派遣工事ありの場合、一括であれば16,200円(税込)必要になりますが、分割払いもすることができ60回払いだと月額270円(税込み)から支払うことができます。
割引きが充実しているドコモ光は他社と比べておトクでしょうか?
ここまで料金体系、割引サービスを紹介してきました。では、他社と比べるとどうなのでしょうか?ドコモ光と同じく光コラボレーション事業者である、ビッグローブ光と比較をしてみましょう。比較をしやすい為に、プロバイダはBIGLOBEとします。
ドコモ光、ビッグローブ光ともにNTTのフレッツ光の回線を請け負う形式で提供しています。品質面では同一と考えることができます。
次に料金体系です。月額使用料の比較をすると、ともに2年契約でネット環境のみを整えた場合で考えると、ドコモ光は月額4,000円、ビッグローブ光は月額3,980円となります。ここまで見ると、ほぼ内容は同じと考えて良いでしょう。
今度は割引やサービスという観点から考えてみましょう。今回は、フレッツ光からそれぞれに転用するという設定で比較をしてみます。
まずはドコモ光です。フレッツ光から転用するということを考えた場合、対象となる割引は、dポイント10,000ポイントがもらえる「ドコモ光dポイントキャンペーン」、家族で複数回線所有すると割引を受けることができる「光★複数割」となります。
一方のビッグローブ光は、4つの割引が受けられます。auスマートバリューとビッグローブ光、ビッグローブ光電話を合わせて申し込み、最大2年間、毎月最大2,000円割引を受けられる「auスマートバリューとセットで割引」。BIGLOBE SIM/スマホ(光☆SIMセット割対象プラン)とビッグローブ光を合わせて申し込むと、月当たり300円の割引を受けることができる「BIGLOBE SIM/スマホとセットで割引」。BIGLOBE SIM/スマホ(光☆SIMセット割対象プラン)、中部電力 カテエネプラン for BIGLOBEとビッグローブ光を一緒に申し込むと、月当たり400円割引が受けられる「BIGLOBE SIM/スマホと中部電力とトリプルで割引」。中部電力 カテエネプラン for BIGLOBEとビッグローブ光を一緒に申し込むと、月当たり100円割引が受けられる「中部電力とセットで割引」があります。
それぞれ比較をすると、ドコモ光はdポイント10000ptプラス2回線の金額が月額300円割引、ビッグローブ光だと最大の組み合わせで「auスマートバリューとセットで割引」「BIGLOBE SIM/スマホと中部電力とトリプルで割引」となり、最大で毎月2,400円の割引を受けることができます。Dポイントは1ポイント1円と換算し、ともに2年契約となるため、ドコモ光は17,200円相当のサービス、ビッグローブ光は最大63,200円の割引となります。
さらに、キャッシュバックにも触れておきましょう。
ドコモ光は、公式サイトによるキャッシュバックキャンペーンはありません。プロバイダのGMOと契約した場合のみ、キャッシュバックがあります。今回、プロバイダはBIGLOBEとしているため、事実上キャッシュバックはないものと考えることができます。ビッグローブ光は、今回他社からの転用という設定なので、公式サイトによるキャッシュバックはありませんが、代理店によるキャッシュバックとして、10,000円受けることができます。
これまでのところを一覧にしてまとめてみました。2年契約でプロバイダはBIGLOBEという前提です。(マンション用)
ビッグローブ光 | ドコモ光 | |
---|---|---|
品質 | フレッツ光 | フレッツ光 |
月額基本使用料 | 3,980円 | 4,000円 |
割引制度 | 最大63,200円の割引 | 17,200円相当のサービス |
キャッシュバック | 10,000円(代理店) | なし |
これを見ると一目瞭然ですね。
いかがでしたか?ドコモ光とビッグローブ光、チラシや広告で目につくのは、品質や月額使用料ですよね。品質も月額使用料も同等と考えてよいと思います。しかし、割引やキャッシュバックの比較となると、ドコモ光はプロバイダをBIGLOBEと設定した場合、ビッグローブよりはおトクではないということがわかってきました。マンションに住み始めると、チラシなどでいろいろ案内があるでしょう。
結論としては・・・ドコモ光は他の光コラボレーションと比較すると割高です・・・
表面上の情報にとらわれず、しっかりネットなどでリサーチをされてから、光ファイバーの転用の検討をされてみてはいかがでしょうか?